Thomas Pynchon Against the Day 結末

Against the Day

Against the Day


承前

でもそのとき、Inconvenience号の人工知能が突然復活。読書犬パグナックスが敵のすきをついて、リセットスイッチを押したのだった。Inconvenience号は長い眠りから目覚め、そして自らを犠牲にして悪のアナキスト集団本拠地につっこむ。同時にパグナックスは、タケシにもらったあのマッチを口でする! 大爆発とともに悪は滅びた! Chums of Chance 一同、涙と共に敬礼してその光景を、見守る。

こうしてアナキストたちの陰謀は阻止された。だが欧州の地平には、新しい暗雲がたれこめていた。かのプロイセンの皇子が、凶弾に倒れてしまったという報告が、マルコーニの電信により伝わってきたのだった。一同は新Inconveniece号にのりこんで欧州に向かう。「おれたちの戦いはまだ始まったばかりだ!」*1



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*1:長いことご愛読ありがとうございました! トマス・ピンチョン先生の次回作にご期待ください!