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My Bloody Valentine 『mbv』: まったく変わってない……だがそれがいい!

書評

マイブラの22年ぶりの新作。まったくどんな代物になるのか不安で不安で、聞くのがこわかったけれど…… Loveless とほとんど変わってない! ぜんぜん変わってない! ホッと安心するとともに、ちょっと残念な部分もあり、でもやっぱり嬉しい。

今の時代に敢えて総アナログレコーディング。ケヴィン・シールズの趣味全開。上にあげた、アルバム最後の曲は本当にもう好き勝手やっていてほほえましい感じ。まだ一回しか聴いていないけれど、もっと何度も聴くとよくなると思う。

でも個人的には、Loveless のほうが音のめりはりがあって好き。そう思うと、なんかLoveless よりそれ以前のEP群に近い音を目指しているのかなあ。

たぶん古いマイブラファンは、すごく安心して新作を聞くと思う。でもやっぱり、マイブラの代表作としてLovelessに取って代わるほどではないし、マイブラの新時代を切りひらいたという感じでもない。Loveless 聴いて衝撃を受けたというバンドは多いけれど、これはそういう衝撃はもたらさないと思う。でも、いいなあ。



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山形浩生の「経済のトリセツ」 by 山形浩生 Hiroo Yamagata is licensed under a Creative Commons 表示 - 継承 3.0 非移植 License.