買った本いろいろ

別荘 (ロス・クラシコス)

別荘 (ロス・クラシコス)

ドノソ。でも『夜のエッチな鳥』の再刊を民草は待ち望んでおります。これもいずれ読むけど、寺尾隆吉訳か。よく仕事するなあ。ぼくと同じくらい仕事してない?? なんか最近、寺尾の名前だけで本を買ってるような印象で、太鼓持ちみたいで悔しいんだが、いい仕事してるからなあ。

チューリングの妄想

チューリングの妄想

ラテンアメリカもそろそろ新しいネタがあるかと思って買ってみたが、どんなもんでしょう。

エネルギー問題入門―カリフォルニア大学バークレー校特別講義

エネルギー問題入門―カリフォルニア大学バークレー校特別講義

きわめて冷静なエネルギー論。同じ楽工社『サイエンス入門』と同じく、帰りの電車の中で読んだだけでも、各種のエネルギー源をバランス良く扱い、原子力をちゃんと動かせ、シェールガスは数十年にせよかなり使える、途上国にアメリカですらできてない無意味なグリーンだのクリーンだの押しつけるな、予防原則とか、エコだの地球温暖化だのの流行の惑わされるな、という非常にまっとうな議論を展開。未来の大統領へのアドバイスとして(『サイエンス入門』と同じく)書かれていて、いい本。日本の政治家も読んでほしいが、読んでも理解できない連中がほとんどだろう、ということに思い当たってげんなり。

そしてこれ。でましたか! これまでの3巻に比べてえらく薄くてちょっと拍子抜けした。でも作品としての出来は、ちょっとハラハラわくわくしているところ。奥さんが遺稿のメモをもとに書いたというんだけど、うーんどうなんだろうね。でも実は、ゴーメンガストの第3巻まだ読み終えてないや。そっちからまず読まないと。