読売新聞社説:読んでないなら無理して知ったかすんなって。

昨日、読売新聞のピケティ特集についてそこそこほめたけど、なに、なんか社説もピケティネタだったの? ツイッターでいろいろ罵倒されていたのを見て、最初はあの記事の話だと思ってしまい、ずいぶん思いこみの激しい理不尽な罵倒をされていると思ったんだけれど、実は以下の社説だったんですねー。

http://www.yomiuri.co.jp/editorial/20150125-OYT1T50131.html

……恥ずかしい。まともに読んでない人が、巷のアンチョコ紹介記事読んだだけでなんか言おうとするとこうなります、という見本みたいな代物ですな。

資本主義国で格差が際限なく広がるメカニズムの論理的な説明はできるのか。他の指標を用いても同じ結論が得られるのか。

って、したり顔で書くけど、一応、あの本はそのメカニズムについてある程度の論理的な説明にはなってるはず。弱いリンクはあるので、ケチはつけられるけど。読んでないでしょー。そして、あんた自分でこれをちゃんと考えるつもりもないんでしょ? すでに出ている議論を調べる気もないのは明らかだし。他の指標って、あの本で出ている直接的な指標以外のどんなものを考えてます?

ピケティ説に乗じ、過剰な所得再分配を求める声が、日本でも強まってきたのは気がかりだ。

おやそうなんですか。でもぼくはその声、きいたことないんだけど、どこらへんで強まってるの? あるんならまず紙面で報道しようよ。なんか勝手に思いこみの妄想お化けを捏造して怯えてませんか? これなら罵倒されても仕方ありませんわ。




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