『MONEY』こと「お金を丸裸にする」の訳者あとがき

すでにご存じの方もいると思うけれど、また山形&守岡訳で、ウィーラン『MONEY』が出る。

MONEY もう一度学ぶお金のしくみ

MONEY もう一度学ぶお金のしくみ

これは実は、これまで出た『経済学をまる裸にする』『統計学をまる裸にする』と同じシリーズで、ホントなら『お金をまる裸にする』という邦題にするとよかったんじゃないかとも思う。でも版元も変わったし、営業方針の差もあって、現在の題名になった次第。

経済学をまる裸にする  本当はこんなに面白い

経済学をまる裸にする 本当はこんなに面白い

統計学をまる裸にする データはもう怖くない

統計学をまる裸にする データはもう怖くない

この前の二つと同じく、お金というものについての、とても普通の説明書。何か突出した主張を持つ人ではないし、ある特定の偏った、または特徴ある学派の主導者でもない。主流経済学の、ごく一般的な考え方をまとめてある。

なかでも、アベノミクスはまあまあ成功(もう少しがんばってもいいけど)という見方、ビットコインは眉唾、という立場がきわめて一般的なもので、こんな概説書にも出てくるということは認識があっていいんじゃないかな。もちろんそれに賛成、反対というそれぞれの立場はあるだろうけど。

で、そういうことも書いた本書の訳者解説を公開していいとのことなので:

http://cruel.org/books/naked/nakedmoneytransnote.pdf

この解説を書いた時点からもいろんな状況がさらに変わってしまい、ジャネット・イェレンはFRB議長を辞任しちゃうし、ビットコインは乱高下になるかと思ったらますます右肩上がりでわけわからないし。でもアップデートを続けるわけにもいきませんので~。ではお楽しみあれ。