
手すさびで、スタニスワフ・レムの1997年インタビュー集を訳したので委員会の方はどうぞー。他の人はだめです。
https://cruel.org/books/Lem/LemReader/SwirskiLemReader_j.pdf
聞き手はピーター・スワースキーなる人物。巻頭の論説を見ると……あまり鋭いことは言えず、レムの作品は宇宙からだんだん地球におりてきて人類の未来を憂うものになってきました、というだけ。でもインタビューでは、ありがちな文芸屋さんの作品インタビューではなく、がんばって科学の現状とか哲学についてそこそこ突っ込んだ質問をしていて、他のインタビューとは一線を画す感じ。

レム・コレクションの別巻で、彼の長編インタビューがそろそろ出るらしいので、記念に、というか毛色の変わったものとしてお楽しみあれ。解説にも書いたけれど、レムにゲーム理論の未来とか、ホーキングのブラックホール量子放射の物理学的な意味合いとか、聞いてどうするという感じではあるが、レムは打ち返しているので、なかなかおもしろい。