ユング「赤の書」(創元社):げ、あいつらの翻訳!

赤の書 ―The“Red Book

赤の書 ―The“Red Book"

げ、こいつらの翻訳かよ。まともなものなわけがないので、英語版でも眺めようか。邦訳はいずれ、怖いもの見たさで、近くの図書館で見物しよう。とはいえ、この上のほうのえらいさんなんか、訳文を見てるわけないんだし、下っ端が優秀なら意外と読めるものになってる可能性も……まあ10%くらいか。

といっても、なんかお絵かき帳としておもしろいらしいという話しか聞いてないんだが。これまで謎の理由で門外不出とか、その手のこけおどしってたいがいは、その身内の出し惜しみでしかなくて、大した中身があるわけじゃない。フッサールの未発表原稿とかね。というわけで、まったく本気で見る気なんかないんだけど。

付記:……と書いて一応読んでるが、翻訳は意外とまとも。あっちの本の惨状が信じられないほど。しかし中身はいまのところユングが明らかにキXXイだったことしかわからない誇大妄想手記。ざっと読んだらまた書く。(8/31)



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