2011-12-01から1ヶ月間の記事一覧

本じゃないけど、とても有益なアマゾンレビューアー

Amazonレビューのほとんどはカスなのはご承知の通り。でも各分野ごとにえらい人がいて、本当に有益なレビューをしてくれる。心理学や進化論などの分野では本当に定番レビューアーがいるけれど、貿易と経済学などの分野では、このChar_Liberte氏がとてもいい…

岸田秀『嘘だらけのヨーロッパ製世界史』:あきれた。こんなトンデモ妄想垂れ流し読んで目が穢れたぜ。

嘘だらけのヨーロッパ製世界史作者:岸田 秀新書館Amazon黒いアテナをネタに、岸田がどうしようもない歴史妄想を垂れ流すだけの、ホンッと情けない本。なんでも、アフリカではみんな黒人だったんだけど、その中に白人が生まれたので差別されちゃって、それで…

朝日新聞ってホントに北朝鮮&中国の手先かもしれないと思ってしまう記事。

朝日の一面見て、卒倒しそうになった。ジョンイルくんが死んで、なんと金正男礼賛??!! 「自由人」? 「世界をよく知り」? 正男が? 国を預かる気になれないのは、単に遊んでたいからだけでしょ。さらにジョンイルが「拉致問題でも『主犯』の疑いがぬぐ…

山本作兵衛『筑豊炭坑絵巻』:驚愕の記録。ユネスコもたまには立派。

筑豊炭坑絵巻 新装改訂版作者: 山本作兵衛出版社/メーカー: 海鳥社発売日: 2011/10/17メディア: 大型本購入: 12人 クリック: 905回この商品を含むブログ (4件) を見る朝日新聞向けの今年の三冊を選ぶので、見落とした本はないかと丸善をうろつくうちに発見。…

『IT時代の震災と核被害』:前半部分はとてもよい、後半のくだらない対談集で台無し。

IT時代の震災と核被害 (インプレス選書)作者: 東浩紀,飯田豊,西條剛央,酒井信,神保哲生,飯田哲也,武田徹,津田大介,広瀬弘忠,三上洋,宮台真司,村上圭子,池田清彦,円堂都司昭,荻上チキ,加藤典洋,萱野稔人出版社/メーカー: インプレスジャパン発売日: 2011/12/0…

ケインズ学会『危機の中でケインズから学ぶ』:まったくまとまりも意気込みも盛り上がりもない。

危機の中で〈ケインズ〉から学ぶ――資本主義とヴィジョンの再生を目指して作者: 浅田統一郎,小野善康,間宮陽介,伊東光晴,若田部昌澄,伊藤誠,塩野谷祐一,根岸隆,橋本努,山脇直司,吉川洋,野口旭,伊藤邦武,岩井克人,平井俊顕,ケインズ学会出版社/メーカー: 作品…

スペンス『マルチスピード化する世界の中で』:議論は定番で良書ながら通りいっぺんでかけあしすぎ、議論もごく常識的。

マルチスピード化する世界の中で――途上国の躍進とグローバル経済の大転換作者:マイケル・スペンス発売日: 2011/10/07メディア: 単行本シグナリング理論のマイケル・スペンスによるグローバル経済論。途上国の今後の発展をどう考えるべきか、何を重視するのか…

フランクリン『最終兵器の夢』:最終兵器的なネタがSFにたくさん出てきましたというだけ。

最終兵器の夢――「平和のための戦争」とアメリカSFの想像力作者: H.ブルース・フランクリン,上岡伸雄出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/11/26メディア: 単行本 クリック: 53回この商品を含むブログ (7件) を見る蒸気船の開発者として有名なフルトンが、…

ケインズ学会論集:こんな年寄りの昔話ばっかでいいのか?

危機の中で〈ケインズ〉から学ぶ――資本主義とヴィジョンの再生を目指して作者: 浅田統一郎,小野善康,間宮陽介,伊東光晴,若田部昌澄,伊藤誠,塩野谷祐一,根岸隆,橋本努,山脇直司,吉川洋,野口旭,伊藤邦武,岩井克人,平井俊顕,ケインズ学会出版社/メーカー: 作品…

Debbie Nathan, Sybil Exposed: 原資料をもとに、多重人格シビルのウソを徹底的に暴いた本。でも批判的ながら同情的でフェアな視点のため、非常に感動的で悲しい本になっている。

Sybil Exposed: The Extraordinary Story Behind the Famous Multiple Personality Case作者: Debbie Nathan出版社/メーカー: Free Press発売日: 2011/10/18メディア: ハードカバー購入: 5人 クリック: 204回この商品を含むブログを見るむちゃくちゃおもしろ…