チュア『最強国の条件』:寛容さでいろいろ受け入れると発展するけれど、それが不安を招いて不寛容に向かい没落。整理としては明解でよいと思う。

最強国の条件

最強国の条件

本の紹介にもあるとおり、国は寛容さを発揮していろいろ受け入れると発展するけれど、それが不安を招いて不寛容に向かい没落。整理としては明解でよいと思うし、それはその通りだと思う。これを各種事例で説明するんだが、はじめにこの認識があってから各種事例をそれにあてはめるので、「ホントにそれだけですか」という印象はぬぐいきれない。まあそれはこの手の歴史整理すべてに言えることではあるんだが。そして終わってみて、結局最初のテーゼから議論があまり進んでいないように思う。特に意外な主張でもないので、それだけだと少しぼくとしては食い足りない。……と考えているうちに時間切れ。



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