リオタール『言説、形象』:で、結局なんなの? 無意味な本。

いやあ、監修の合田正人は会社の後輩の父君だというのであまり悪口はいいたくないんだけど、あれもある、これもあるとうだうだしくポモ文が続くんだけど、結局なにが言いたいのかわからんのよね。これはぼくにそういう素養がないというだけではない。合田の解説を見ても、やっぱりあれもある、これもあると羅列するだけで、結局なんなのかはまったく説明できていない。しかも合田は「あれ」や「これ」の部分がなにやら傾聴に値する話だと思ってるようだが(でもなぜそうなのかは説明できていない)、ぼくはまったくそれに意義を見いだせない。まあお好きなら隅っこで適当にやっててください、という感じ。(こんなものを書くためだけに600ページ以上も一応読んだ努力は、だれもほめてくれないだろうが、でもほめてほしいなあ、とは思うがほめてくれないので徒労というやつか)



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