2015-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ピケティ東大講義:教授どもは機会を無駄にするな!

ピケティ東大講義、近所なのでのぞきにいきました。プレゼンは、一昨日の有楽町マリオンでやったものとほぼ同じ。説明はちょっと詳しかった。しかし……司会者はあまり英語うまくなかったけど、まあ一応やるべき務めは果たしていたのでよしとしましょう。講義…

ピケティあんちょこ、あげよう。

21世紀の資本作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森本正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (107件) を見る某所のために作ったピケティあんちょこ、みんなにもあげよう。そこらの解説本より詳しいよ。…

読売新聞社説:読んでないなら無理して知ったかすんなって。

昨日、読売新聞のピケティ特集についてそこそこほめたけど、なに、なんか社説もピケティネタだったの? ツイッターでいろいろ罵倒されていたのを見て、最初はあの記事の話だと思ってしまい、ずいぶん思いこみの激しい理不尽な罵倒をされていると思ったんだけ…

「東洋経済」ピケティ特集:よくできているんじゃない?

週刊東洋経済 2015年 1/31 号 [雑誌]出版社/メーカー: 東洋経済新報社発売日: 2015/01/26メディア: 雑誌この商品を含むブログ (4件) を見る東洋経済の2015.01.31号がピケティ特集。ざっと見たけれど、なかなかいいできだと思う。前半はピケティに関する特集…

読売新聞のピケティ話:なかなかよいでき。

読売新聞の2015.01.27号13面に、ピケティ『21世紀の資本』についての記事が出ていた。ツイッターとかを見ていると、論難する声とかもあったので、なんかまたろくでもない代物になっているんじゃないかとかなり不安に思ってチェックしてきました。結論として…

竹信本は、ぼくとかに指摘されてガンマを直した模様。

ピケティ入門 (『21世紀の資本』の読み方)作者: 竹信三恵子出版社/メーカー: 金曜日発売日: 2014/12/08メディア: 単行本(ソフトカバー)この商品を含むブログ (9件) を見るさっき書店で見たら、竹信本が第六版になっていて(刷りだと思うんだが、週刊金曜日…

アメリカ経済学会大会のピケティセッション:すばらしい。

21世紀の資本作者: トマ・ピケティ,山形浩生,守岡桜,森本正史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2014/12/09メディア: 単行本この商品を含むブログ (107件) を見るピケティ『21世紀の資本』は分厚いし、データも重いし、印象批評以上の批判がなかなか出てこ…

エアーズ『その数学が戦略を決める』ワイン方程式のまちがい?

その数学が戦略を決める (文春文庫)作者: イアンエアーズ,Ian Ayres,山形浩生出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2010/06/10メディア: 文庫購入: 34人 クリック: 303回この商品を含むブログ (76件) を見る上記の拙訳、ぼくの訳書のなかでも比較的売れ行きがよ…

イギリス社会学のピケティへの反応は……イマイチ。

The British Journal of Sociology:Special Issue Piketty Symposium 2014.12 イギリス社会学ジャーナルなる雑誌が、社会学としてピケティ『21世紀の資本』について2014年暮れにシンポジウムを開いたとか。ぼくはこの業界に詳しくないけど、イギリス社会学会…

異物混入のご報告とお詫び

先日、貧乏人への施しとトリクルダウン実証実践の一環といたしまして、コーヒーによる汚損が見られたピケティ『21世紀の資本』をこのワタクシめが鷹揚にも底辺貧困層に恵んでやったのは皆様も記憶に新しいところかと存じます。おかげさまをもちまして当該企…

セレンディピティ、またはアハ!体験の目撃

芸人の茂木健一郎が一時アハ体験とか言っていたのが何なのか、ぼくはかれの本や記事を読まないようにしているのであまり知らないんだけど、どうせくだらない話なのは見当つくところ。だけど、人が何か思いついたときとか、自分でも予想外のほうに考えが向か…

お金がすべてではないけれど、お金もある程度は効く。

ビヨルン・ロンボルグが言及していたので知った報告書。 Legatum Institute, Commission on Wellbeing and Policy Wellbeing and Economy (pdf) まだ読みかけだけれど、なかなかおもしろいわー。作った委員はアンガス・ディートンからレイヤードなど、えらい…

苫米地『21世紀の資本論の問題点』:見る価値なし。

『21世紀の資本論』の問題点作者: 苫米地英人出版社/メーカー: サイゾー発売日: 2014/12/09メディア: Kindle版この商品を含むブログ (1件) を見るひどいね。ピケティ便乗本の中で群をぬいてひどい。批判としてあがっている基本的な議論は、ピケティの挙げる…