2011-06-01から1ヶ月間の記事一覧

グラード『忘れられた王国』:1940年代のシャングリラ/麗江の様子。おもしろいんだけどね。

忘れられた王国―一九三〇‐四〇年代の香格里拉(シャングリラ)・麗江作者:ピーター グラード発売日: 2011/06/01メディア: 単行本麗江は昔いって好きなところなんだが、地震で壊滅したりしている。あそこがシャングリラだとは知らなかった! 釣鐘梅木ちゃんや不…

ハーゲンバーグ「なりたいのは建築家」:建築家たちへのインタビュー集。つまらなくはないが、知っている人にしか伝わらないと思う。

なりたいのは建築家―24 ARCHITECTS IN JAPAN作者: ローランドハーゲンバーグ,Roland Hagenberg出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2011/06メディア: 単行本 クリック: 81回この商品を含むブログ (4件) を見るインタビュー集としては悪くはないけれど、インタビ…

タイミングがあわずに採り上げられないのがとても残念。今後日本のインフラ更新や維持のためにすべきことを具体的にまとめたよい本。

朽ちるインフラ―忍び寄るもうひとつの危機作者: 根本祐二出版社/メーカー: 日本経済新聞出版社発売日: 2011/05/25メディア: 単行本購入: 41人 クリック: 617回この商品を含むブログ (20件) を見るこれはとてもよい本だし重要なテーマを扱っているので、スペ…

だれかの設定に基づくアニメの話だけで、一般性ある「自己/自我」の話はできない。

SFで自己を読む: 『攻殻機動隊』『スカイ・クロラ』『イノセンス』 (青弓社ライブラリー)作者: 浅見克彦出版社/メーカー: 青弓社発売日: 2011/05/22メディア: 単行本 クリック: 101回この商品を含むブログ (3件) を見る 押井守のSFアニメをもとに、自己と…

初歩から最先端の成果までを実に平易に説明、日本の研究水準紹介としても有益。あとは値段さえ……

自己変革するDNA作者: 太田邦史出版社/メーカー: みすず書房発売日: 2011/01/21メディア: 単行本購入: 29人 クリック: 1,105回この商品を含むブログ (5件) を見るみすず書房で「画期的概念の創出へ」などと帯の背に書いてあるもんで、また例によってDNAの…

ブンガクって、要は自分語りなんだってさ。

〈文学〉の誕生とその終焉作者: 新谷淳一出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2011/05/25メディア: 単行本 クリック: 117回この商品を含むブログ (1件) を見る文学の終焉とかいう本は、たいがいが検屍解剖と葬式で文学を延命させようという姑息な試みであるこ…

頭でっかちで、仕事をしたことのない人の戯言。しかも革命のやりかたはわからないそうな。

革命---資本主義に亀裂をいれる作者: ジョン・ホロウェイ,高祖岩三郎,篠原雅武出版社/メーカー: 河出書房新社発売日: 2011/04/23メディア: 単行本 クリック: 256回この商品を含むブログ (7件) を見る本書はこう始まる。 壊すこと。われわれは壊したい。今あ…