スマリヤンを見ていて、気がついた「あぎε-δ」なるレビューアー、特にゲーデル関連のレビューが実に詳しくてとっても勉強になります。あと、高木貞治『解析概論』のレビューは、身につまされるものがありますです。正直いって、工学部にはε-δもダランベールもデデキントもいらないやい! といまでも思っている。ついでに、解析概論なんか読まされるより、あの頃マセマの参考書類があったらなあ、といまでも思う。ぼくは小寺平治でなんとか乗り切ったんだけれど……
スバラシク実力がつくと評判の微分積分キャンパス・ゼミ―大学の数学がこんなに分かる!単位なんて楽に取れる!
- 作者: 馬場敬之,高杉豊
- 出版社/メーカー: マセマ出版社
- 発売日: 2003/04
- メディア: 単行本
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しかしぼくが長いレビューを投稿するとはねられるのに、この人とかはなぜこんなとっても長いレビューが通るんだろう。不思議。カツマー本にも厳しいけれど、理不尽な罵倒ではなくことばを尽くしていてえらいし、翻訳もきちんと見ているし、すばらしい。
しかしこの人、2011年12月から怒濤のようにレビューを書き始めて、2012年4月でそれがぱたっと止まってしまう。残念。引き続きいろいろ書いてほしいなあ。
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