『ザ・ビーチ』初めて通して見たけど、恐れていたほど悪くないが、すごくよくもない……

あちこちのバックパッカー宿にいくと一時は必ず一階のレストランバーで上映されていた映画の一つ『ザ・ビーチ』、断片的にはいろんな部分を見ていたけど、通して観たことなかったので、いつか観ようと思っていた。で、数日前に思い立って、今日初めて(アマゾンプライムの無料で)鑑賞。

結構罵る人が多かったので、期待を下げて観たせいもあるだろうけど、そんなに悪くはなかった。途中のリチャード君の妄想とか、ちょっと脈絡ない感じだし、最後は確かにあまりに拍子抜け。おまえらあの後で平気でおうちに帰って普通に暮らせるのか、というのはやっぱあるよなー。あの帰結を読んでいたタイのお百姓さんはあまりに心理戦に卓越しすぎているし…… ついでに、これは完全に趣味の世界だけど、あの楽園がぼくには三日で飽きそうであまり楽園に思えない……

でもまあ、手堅くまとめた感じではないでしょうか。これから原作も読んでみるが(こちらも邦訳が端折りすぎとのアマゾンレビューがあってどうしようかと思っているけど、アレックス・ガーランドはそこまで繊細な文を書くわけでもないので、多少端折られていてもまあいいか、という気はするし……)

でも二〇〇〇年の映画か。オール・セインツのPVはやたらに観てて、なんかもっといい歌だったように思ってたけど、いま聞くとしょせんオール・セインツで結構ショボいなあ。


All Saints - Pure Shores (Official Music Video)