フランスの作家ってなぜか概してあまり好きじゃないが、クロード・シモンは例外的に結構好きで、この農耕詩も朝日でだれも書評しないならやろうかとも思っていたが、堀江敏幸のこの書評を見て、これ以上のものが書ける気がしなかった。書評の内容だけでなく、シモンの逡巡するような文章をそのまま表現したような書き方がとてもいい。まあ1400字ももらえているから、というのはあるんだが。一方で、なんかもっと思い切りよく一言で語ってしまうような書評を書ける余地もあるような気もするし……
フエンテスがもうすぐだから、そっちでがんばってみようか。
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