レム の検索結果:

アントニー・バージェス「ジョイス『フィネガンズ・ウェイク』あらすじ」

…ら二時は重要なエンブレムだ。その神の契約は、つまり罪の後の復権の希望、32の後の11になる。 『フィネガンズ・ウェイク』の面白いところは、数字だけは溶けて幻想化することを拒むという点だ。普通の夢なら皿に12個あったケーキから2個取ったら7個しか残っていないということが起こるが、この夢ではそんなことはない。妻が111人の子に贈り物をする時、正確に111個(ちゃんと数えて確かめた)。それ以上でも以下でもない。雷鳴(人類の堕落や神の怒り)はぴったり100文字の言葉で表される。1が2…

レムのSF & ディック論? 『SF: 絶望的な事例——例外あり』(1972) と歪んだ基準

…定にしか目がいかないレム まとめ はじめに これはスタニスワフ・レム『SF: 絶望的な事例——例外あり』(1972) の全訳に、SF Commentary で受けた批判に対してレムが書いた反論、というか逆ギレの手紙を加えたものの全訳をお届けする。 スタニスワフ・レム『SF: 絶望的な事例——例外あり』(1972) +論争 原文は Science-fiction: Ein hoffnungsloser Fall mit Ausnahmen: Essays. Band 3 (su…

『闇の左手』をめぐって:レムとル=グィン

レムとル=グイン コメント スタニスワフ・レム「失われた機会:ル=グィン『闇の左手』書評」 アーシュラ・K・ル=グィン「書評ありがとう、でもね……」 コメント SF Commentary誌上で1971〜72年に展開された、スタニスワフ・レムとアーシュラ・K・ル=グィンの『闇の左手』をめぐる応酬。 闇の左手 (ハヤカワ文庫SF)作者:アーシュラ K ル グィン早川書房Amazon スタニスワフ・レムは書評で、「闇の左手」を高く評価しつつけなす。が、その評価はいささか不思議と言わ…

スタニスワフ・レム「『ソラリス』の執筆、その他」( 1971-2)

…めに スタニスワフ・レム「ソラリス」英訳の書評が、オーストラリアのSFファンジン SF Commentary 24 (1971.12) に掲載された。書評著者ブルース・ギリスビーは、同誌の発行人でもある。またF&SFにもブリッシュによる書評が掲載された模様。スタニスワフ・レムはそれを読んで、お手紙を同誌に寄せ、それがSF Commentary 26 (1972.06) pp.28-30, 89-90に掲載。ソラリスの創作プロセスが比較的ストレートに述べられていて、なかなかおも…

意識、consciousness、知能とAI

…ぶりにスタニスワフ・レム以外の話題を。 こんど訳書が出る。なかなかおもしろい本なので、是非みんな読んでほしい。いまAIが人間ヅラして会話したりするし、AIと結婚したいバカが出たりするし、遺伝子組み換えで変な人間もどきもできるし、人間とそれ以外のものの境界がだんだんあやしげになってきている。では人間とそれ以外のものの一線をどうやって引くべきか? それをこの本は、これまで人間がどうやって、人間とそれ以外のもの(と当時思われていたもの)の間の一線を決めたか、そして明らかに人間でない…

スタニスワフ・レム「<鉄のカーテン>の向こう側で」 (2004):レムとソ連との交流を具体的に示す貴重なエッセイ

…ット スタニスワフ・レムは、評論やエッセイなどで自分がいかにしょっちゅうソ連の科学者たちと交流したか、モスクワに呼ばれてサイバネティクスやSETIについて議論したか、みたいな話をしたがる。それはおおむね、彼の自己箔付けの試みではある。だけれど、具体的にどんな形でどんな交流があり、何を議論していたのか、まともな議論に参加していたのか、単なる人気SF作家としてのゲスト登場だったのか、というのはほとんどわからない。 いくつか学術的なところに寄稿したらしいというのはわかる。たとえば『…

スタニスワフ・レム『偶然の哲学』初版と3版比較、および削除章:くどいだけでつまらない

スタニスワフ・レム『偶然の哲学』、初版とその後の版でかなり大幅な改訂があったと聞いて、おお、これは何かおもしろいネタでもあるかと思っておりました。特に第3版でその削除の理由として、ツヴェタン・トドロフに相手にされなかった、というのを挙げていたもので。そこで『偶然の哲学』初版を手に入れまして、その比較をしてみたことですよ。 左がレム「偶然の哲学」初版 (1968)。右は「技術大全」初版 (1964)。 特に、第3版での申し開きで、ツヴェタン・トドロフに相手にされなかった恨み言を…

レム『メガビット爆弾』(2002):ネット初期の腐った耳年増ネット危機論集

…れないぜ、というのをレム自身もかなりおもしろがっていて、おお、あんなものが、こんなものが、これはこんな可能性もあるんじゃないか、生物のこんなのとも近いよね、という興奮と思いつきの楽しさがきちんとあった。 それの続きだというので、今回の『メガビット爆弾』も大いに期待していたんだが……ぜんぜんダメ。 『メガビット爆弾:スタニスワフ・レムITエッセイ その2』(2002)? この部分から、だいたいネットの話が中心となってくる。が、レムは明らかに自分でネットにほぼ触れておらず、いろん…

『中国語の部屋の秘密:スタニスワフ・レムITエッセイ集』:まとも!おもしろい!

…ぼくがスタニスワフ・レムの(特に90年代以降の)エッセイ集については、あまり高い評価を与えていなかったのはご承知の通り。だって、つまんないんだもの。 cruel.hatenablog.com cruel.hatenablog.com ということで、この「中国語の部屋の秘密」にもまったく期待していなかった。コンピュータも使わないとインタビューで言ってたので、おそらくあまりITも詳しくなさそうと思ったこともある。が、意外や意外。結構がんばっていておもしろい。 『中国語の部屋の秘密…

スタニスワフ・レム 評論まとめて紹介

…F巨人スタニスワフ・レムのこれまで日本でまったく紹介されてこなかった評論系著作、このブログで散発的に行った紹介をまとめて要約。 『対話』(1957)は、サイバネティクスという新しい概念で複雑なフィードバックを持つ生命や意識を解明できるのでは、という希望を対話形式で述べるが、その延長で社会経済も、サイバネで完全制御された新社会主義が実現され、その実現のために守旧派への暴力と個人の自由制限も当然と胸を張る恐ろしい本。 『技術大全』(1964)は科学理論や技術進歩が生物の淘汰と進化…

レム『偶然の哲学』要約:読者の読み方は偶然に左右される、というアイデアはいいんだが……

…っているのは残念。 レムの長編評論の紹介も、あとは『偶然の哲学』を残すだけとなった。さっさと片づけてしまいましょう。 スタニスワフ・レム『偶然の哲学』 Executive Summary はじめに 大きなあらすじ 章ごとのまとめ 序文 1. 序論 2. プログラムの定式化 3. 前景 4. 作品の創造 5. 意味論と語用論 6. 情報理論と論理学 7. 応用サイバネティクス 8. 作品の社会的運命、または作品の意味 9. 現代、または偶然 10. 作品のモデル 11. 文化の…

レム『技術大全』幻の削除章「芸術と技術」:異様に普通でおもしろい

…ry スタニスワフ・レム『技術大全』(1964)は、初版が評論家に酷評されたため、2版以降では「芸術と技術」という章が削除されていた。この幻の章を初版から翻訳した。内容は、技術発展で無限複製と瞬時の情報伝達が可能になるため、芸術を成立させる個性や希少性がなくなってしまうこと、さらに芸術が扱っていた心の謎を、科学が解明するので居場所もなくなるだろう、との主張。非常に納得できるし、現代をまさに描きだした明解な議論。なぜ削除したのかは不明。ただし全体に発狂した『技術大全』の中ではあ…

レム「グラフの中の侯爵:ゲーム理論が導出するサド」(1978)

…におさまる! というレムの論説。ゲーム理論のような形式を使って己の知識を誇示するだけかと思った最後の最後にどんでん返しをもってきて、すべてが実はサド論だったという、衒学性に茶目っ気をまぜたレムの評論の真骨頂(の一つ)。 Executive Summary 訳者解説 グラフの中の侯爵(MARKIZ W GRAFIE)(1978) I. 世界が人間に向ける態度と小説ジャンル II. 新ジャンル:反おとぎ話? III. この結論は自分でも予想外! 付記: サドくん、ほどほどにしとき…

レム「読者のみなさんへ :なぜ私は小説を書くのをやめたのか」(1973)

…をやめたのかを語る、レムの読者への公開書簡。哲学とかはやめてSFもっと書いてくれという読者に対して。: 『ソラリス』の続編なんか書けないよ 同じことを繰り返すのもいやだ それにSFも文学も未来の衝撃に備えられていない 時代の変化にあわせて書き方も変えなきゃいけない。 哲学や科学からの知見を、虚構を使って延長したいんだ。文学で自閉せず外からの刺激を取り入れて新しいものに挑みたい。その結果が『完全な真空』『虚数』。今後も世界の変化にあわせて作品も変わるだろうね。がんばって世界に追…

レム『対話』:社会主義ファシストたるスタニスワフ・レムの面目躍如

…ry スタニスワフ・レムの論説『対話(Dialogi)』(1957年初版/1971年増補版)の全訳と訳者解説。 本書は対話形式で、自己・意識の複製可能性、機械に意識を移植できるか、サイバネティクスによる社会設計などを論じる。 前半はSFファンおなじみのテーマ(原子レベルでの人間複製、意識の本質、機械意識など)が中心で、比較的穏やか。 後半(第7・8章)が核心:自分が極めて強い社会主義者(準ファシスト的)であることを天真爛漫に暴露している。 資本主義は景気変動で崩壊するオワコン…

レム『SFと未来学』訳者解説

…F巨人スタニスワフ・レムが1970年に発表した超長編SF評論である。当時アメリカで流行していたハーマン・カーンらの未来学を見て、その無力ぶりとエリート偏重を論難し、SFこそは未来をもっと広い人々が考え形成するためのジャンルであり未来学の民主化のツールであるとレムは述べる。この認識のため、SFは事実に基づく真剣な未来の可能性を考察するべきジャンルであり、それ以外の単なるお笑いや逃避的なお遊び、当時流行のニューウェーブなど言語実験といったものは、すべて軽蔑すべき存在だと主張される…

レム『主の変容病院・挑発』:どちらも凡作

はいはい、どんどんレムの積み残しを消化しましょう。 主の変容病院・挑発 (スタニスワフ・レムコレクシヨン)作者:スタニスワフ・レム国書刊行会Amazon で、これはレムの処女作の純文学作品『主の変容病院』と、晩年というほどではないが1980年代末、前回の『大失敗』と同じ頃に書かれた短編小説もどきをいっしょにしたもの。 主の変容病院:ナチ支配時代の精神病院を舞台にした連作短編集的な作品だが凡作 まずは処女作の『主の変容病院』。新人医師が精神病院にやってくるが、そこで患者なのに偉…

レム『大失敗』:残り物をぶちこんだ支離滅裂なゴミため小説

…自分がスタニスワフ・レムに一気にケリをつける時期にさしかかっているのは明らかだと思う。そしてずっと本棚にあったドイツ語訳の各種論説にだんだん目鼻がついてきた。『技術大全』は、ぶっ飛んでいて頭おかしいレムの面目躍如。『対話』は非常に明快で、レムの明晰な理解がわかるけど、『SFと未来学』に『偶然の哲学』はずいぶんとおかしくなってる。これについてはきちんとまとめないと。 そしてその一環として、これまで読んでいなかったレムの最後の長編小説『大失敗』をやっと読んだ。腐ってもレムの最後の…

ロッテンシュタイナー「スタニスワフ・レム:影をこする男」

…いことスタニスワフ・レムの西側世界への代弁者を務め、レム普及に尽力し、エージェントも務めたフランツ・ロッテンシュタイナーのレム評。SFマガジン2004年のレム特集に出た彼のインタビューと当然重なるところは多いはず (そっちは見損ねているのではっきりとはわからないけれど)。 レムがロッテンシュタイナーを訴えたのは1995年のこと。昨日紹介した「SEX WARS」収録の1994年エッセイでは彼を「魂の友」とまで呼んでいるのに、急転直下で何があったのやら。が、レムの変なかんしゃく持…

レム『セックス・ウォーズ』(1996/2006): 散漫な連載時事コラム集

レムの未訳書で、ポーランドの電子書籍で安く出ていたのでまとめて買った。レムがおセックスについて書くとなると、まあエロいわけはないんだけど、一応まあ見るだけみておくか、という感じ。 publio.pl まず最初の2章分、SEX WARSはどこに出たのかよくわからない。1992年に書かれている。あと『高い城・文学エッセイ』の巻末のリストを見ると、1996年に本として出たらしい。がその中身は実にくだらない。「いまや人口爆発が切実な問題になっているので、人口抑制をしなくてはならない。…

レム『まばたき一瞬:科学技術の進歩』(2000) :レム、衰えたり

2000年に出たレムの、ほぼ最後に近い数冊の一つ、Okamgnienie. 『技術大全』『対話』をふり返っているというので、お手並み拝見と思って読んでみた。75ページしかないので、ほとんど一瞬。 レム「まばたき一瞬」(2000) 電子版カバー だが…… その中身はかなりトホホ。最近の科学技術の動向をいろいろ得意げに述べて、『技術大全』や『対話』とちょっと重なるところがあると、当たった/当たらないとは言うが、体系だった比較、かつての主張の基本となった考え方の変化などについてのコ…

『軌道に乗る:スタニスワフ・レム初期雑文集』 (1962) 概要:現代的価値はないが、資料として。

…だけなので、昨日みたレムの初期エッセイ集『軌道に乗る』(1957)をざざっとAIに訳させて眺めておりました。 publio.pl 昨日紹介したSF論はおもしろい。その他いくつか。あの『高い城・文学エッセイ』に載っている「ドストエフスキーについて遠慮なく」も収録されている。 が、その他は1950年代ってこともあって、どうしようもない駄文。あと、初出が出ていないんだが、新聞かなんかに載ったコラムがほとんどみたい。非常に短いものばかりで、そういうのだと、たとえば「SF作品ってくだら…

スタニスワフ・レム「軌道に乗る」所収のSF論(1959):ずっと冷静でまとも

レム『軌道に乗る』ポーランド語電子書籍表紙 『SFと未来学』終わって、かなりがっかりしたというのは書いたとおり。こんなのかよ〜 cruel.hatenablog.com でもってその周辺の話を少し漁っていて、出てきたのが『SFと未来学』の十年前に書かれたSF論。彼の論文コレクション『軌道に乗る』(1962) 収録の「SF」という論説。 そして…… これがまともなの。いや、きわめて優秀。社会的な要因、その特質、そして個別の作品はレベル低いのが多いけれど、集合的にアメリカ社会とそ…

レム 「ウェルズ、レーニン、そして世界の未来」(1967):社会主義とSF論

はじめに:レムは社会主義/ソ連から距離をおいていたか? レムと社会主義の親和性 付記(2026.05.28) ソ連社会主義に取り入るレム? ぼくのかんがえた さいきょうの戦車! レムの1967年レーニン様絶賛エッセイ:未来学は史的唯物論??!! スタニスワフ・レム「ウェルズ、レーニン、そして世界の未来」 レムの「ぼくのかんがえた、さいきょうの戦車」 超重量戦車パンツェルニク号だぜ! はじめに:レムは社会主義/ソ連から距離をおいていたか? レムは、最初の頃は社会主義リアリズムと…

レム『SFと未来学』16章 メタSF/おわりに:結語って、これ出発点以前じゃん。 新たな物語構造がないって、あんたが提案しろよ!

…よ! スタニスワフ・レム『SFと未来学 II』 そしてその書き方も例によって最悪。本筋の話は本当に何もない。レムが「たとえば」と言い出したら、そのたとえばは本筋の30倍くらいは続く。ちょっと科学的な比喩を出したら、その科学の知見に関するウンチクを100倍くらい散りばめないと気が済まない。でも、そういうものは本筋に何も貢献しない。読者を煙に巻くだけだ。 ということで、そうした余計な部分 (それが9割) のコメントをつけつつ、あらすじをみよう。 あらすじ メタSF的結び / メタ…

コンピュータがおっかない:スタニスワフ・レム2004年インタビュー

書斎のレム ナイジェリア行きがキャンセルになって、いろいろ漁っているうちに見つけた、スタニスワフ・レム、最晩年2004年のインタビューの一つ。ポーランドの文芸アート雑誌のインタビューらしい。 ポーランド語で行われたものであり、おかげでポーランドの文壇その他について非常にざっくばらんな放談となっていて、外国語によるかしこまったインタビューとはぜんぜん雰囲気がちがう。他のインタビューだと、質問が羅列になって、その回答をさらに発展させるというプロセスがなかなかない。しかもその質問が…

スタニスワフ・レム『SFと未来学』15章 メタ未来学:何のためにある章なの?

…け。 スタニスワフ・レム『SFと未来学 II』 あらすじ 人間は、本能を失った不完全な動物なんで、かわりに文化を創りその中で生きる。 文化は虚構であり、必ずしも合理的な根拠はない 科学は文化的な規範が根拠レスだと暴くけれど、かわりのものは提供しない 虚構の文化が果たしていた社会的役割、価値設定、充足感の提供といった役割を果たすものがなくなってやべーぞ 未来学は、新しい価値観とか新しい理念を要求するけど無理。価値観や文化って「こう感じるべき」といわれて「はいそうですか」と受け入…

レム『SFと未来学』第14章:ユートピア論……なのか、これ???

…続き。スタニスワフ・レム『SFと未来学』第14章「ユートピアと未来学」。SFの定番であるユートピア/ディストピア小説。 前章はすばらしい章で、レムのやりたいこともわかったし、その鑑識眼もわかった。なもんで、この章についても期待は高まっていた。少しは欠点があっても目をつぶってあげるくらいのつもりではいた。が……ちょっとこれまでに輪をかけたひどさで、いささか頭にきてしまったよ。 まずユートピアとかディストピアというので、オーウェル『1984』とかハックスリー『すばらしい新世界』と…

レム『技術大全』ロシア語版序文 (1967)

レム『技術大全』、ロシア語版を見ている中で、ついでにロシア語版の序文も訳して(というかAIに訳させて)みました。ついでに翻訳では、外国語版序文はおまけのところにまとめて、ポーランド語版初版の序文を最初にもってきました。 cruel.hatenablog.com 別に大したことが書いてあるわけではないけれど、ドイツ語版の序文よりは中身についての見通しがいいとは思う。そしてもう一つのみどころは、レムがマルクス主義唯物史観への労働価値説にこびへつらっているところ。 私は現代を例外的…

レム『技術大全』付録「20年後」

レム『技術大全』はすでに全訳したし、委員会諸賢のみなさんはもちろんお読みだろうね。そうでない人はよもや読んだりしてはおるまいね。 cruel.hatenablog.com さて、レムはこれを書いてから30年たって「30年後」というフォローのエッセイを書いた。これは『技術大全』のpdfに入れておいた。が、これはすでに書いたように、「おれ、VRを予見したんだぜどうだ、すげえだろ!」というくだらない自慢で、「だから『技術大全』はすごいんだ」という話。 でも、『技術大全』でVRの話と…