ノーベル経済学賞2017年予想

ノーベル賞メダル 昨年(2016年)、ノーベル経済学賞のときにニコニコ動画に呼ばれ、予想ごっこと、受賞後のコメントを田中秀臣と、反アベノミクスのあまりにお手軽な本を書いている小幡績、そして電話参加の安田洋佑といっしょにやりましたよ。去年は、ハー…

『人民元の興亡』:人民元をネタにした単なるゴシップ本。

人民元の興亡 毛沢東・鄧小平・習近平が見た夢作者: 吉岡桂子出版社/メーカー: 小学館発売日: 2017/05/24メディア: 単行本この商品を含むブログ (1件) を見る うーん、せっかくもらった本なのであまり悪く言いたくはないんだが、もう少し何とかならなかった…

こんなろくでもない守護霊に憑依されても、あんな立派な学者になれるんですね!

一応さあ、ピケティの関連本は一通りレビューしたいなとは思っててさあ、まあこの本もあることは知っていたんだけど、わざわざ定価で買って印税を一銭でも上納するなんて、霊的風紀維持法に違反するような気がするじゃない? だから古本で安く出回るまで我慢…

旅に出る時ほほえみを

旅に出る時ほほえみを (1978年) (サンリオSF文庫)作者: ナターリヤ・ソコローワ,草鹿外吉出版社/メーカー: サンリオ発売日: 1978/12メディア: 文庫この商品を含むブログ (2件) を見る もう30年近く前に買ってずーっと本棚に寝ていたのを、引っ越しを機に始め…

『去年を待ちながら』

たぶん無駄とは知りつつ、インターネットの無限の叡智におすがりしてみるテスト: P・K・ディック『去年を待ちながら』という佳品がある。 去年を待ちながら (創元推理文庫)作者: フィリップ・K・ディック,寺地五一,高木直二出版社/メーカー: 東京創元社発売…

ジェイコブズの教訓:強いアマチュアと専門家の共闘とは

ちょうど一年ほど前に、別冊『環』がジェイン・ジェイコブズの特集本を作るというので、寄稿した。 ジェイン・ジェイコブズの世界 1916-2006 〔別冊『環』22〕作者: 塩沢由典,玉川英則,中村仁,細谷祐二,宮崎洋司,山本俊哉出版社/メーカー: 藤原書店発売日: 2…

Amazonレビューをサルベージした理由

ここ一週間ほど、ずっとアマゾンのレビューをサルベージしていたんだけれど、その理由は突然すべてのレビューが消されてしまったから。個々のレビューが消されたことはこれまでも何度かあって、だいたいが酷評された人が文句を言ったことが多かったんだけれ…

Amazon救済 2014-2016年分

『ブエノスアイレス摂氏零度』: ブエノスアイレス 撮影秘話、別ストーリーに別エンディング!この値段ならファンは必見, 2016/6/19 U字水道管: 問題なし。なお、パッキンもついていますので、別に買う必要なし!, 2016/6/3 『ダイヤモンド ピケティ特集』: …

Amazon救済 2013年分

カプチャン『アメリカ時代の終わり』:邦訳が出た時点ですでに古び、2013年から見て完全に状況を読み損ねた本。, 2013/9/3 Mahma『Autobio』: Only if you have a personal interest in the Author., 2013/8/21 大谷他『<建築>としての……』: アイデアはおも…

Amazon救済 2012年分

ペルッツ『夜毎の……』かすかにふれあう運命の静謐さ。 2012/8/31 斉藤他『地震リスク』: 耐震性の高い住宅づくりや保険加入を行動経済学から実証分析, 2012/4/6 Nathan『Sybil Exposed』: 多重人格を流行らせた「シビル」の虚構を同情的に暴く本, 2012/4/4 …

Amazon救済 2011年分 3: ケインズ関連書

安易な人物像や哲学談義に流れ、経済学者としての評価から逃げた本, 2011/10/15 主張は単純で、ケインズの一般理論にはすでにミクロ的基礎があったというもの。, 2012/4/4 2008年刊とは思えぬ古くさい訳、また訳者によるまちがった改ざん多すぎ, 2011/9/7 現…

Amazon救済 2011年分 2

あれこれたとえ話を読むより、自分で導出して相対性理論を理解しよう!, 2011/9/1 最近の話ばかりで、どれも知ってることばかり。多少の興味はプライベート話ばかりだが……, 2011/11/2 基本的な主張に独自性はなく、通俗的な消費文明批判につなげる我田引水に…

Amazon救済 2011年分 1

バルト『モードの体系』: 体系そのものの記述は途中で終わっており、静的な記述と事例に依存。でも試みは今も興味深い。, 2011/5/31 中身は各種陰謀論やインチキ科学の網羅的紹介だが翻訳が最悪, 2011/5/13 しょせん、彼女の理論が果てしない言い換えに過ぎ…

Amazon救済 2010年分 4

温暖化対策は排出削減以外にもあるし、そのほうが効果も高い!, 2010/11/22 歴史的資料としてはおもしろいが、スターリンが実践して失敗した内容であることには留意すべき。, 2010/10/26 自伝前半、楽しく血湧き肉踊る革命家立志伝編。訳は直訳でお固め。, 2…

Amazon救済 2010年分 3: 虹色のトロツキー

満州にトロツキーがいたら…, 2010/7/20 建国大学を捨てて、また戻るまでの葛藤記。越沢明の解説が秀逸。, 2010/7/20 ハルビンで拉致、そして馬賊へ, 2010/7/20 オールスターキャストにしようとして少し苦しい巻, 2010/7/20 トロツキーの話がまた少し進展する…

Amazon救済 2010年分 2

ドーキンスを歪曲しつつ、その手の平から一歩も出られない本。, 2010/7/16 読み物としてはよいが、一面的かつ部分的なエピソード集でしかないことは留意すべき。, 2010/7/10 バランスのとれた、レーニンの公平で充実した伝記。上巻はロシア革命前夜まで。, 2…

Amazon救済 2010年分 1: 毛沢東関連書など

若き日の毛沢東の数少ないまとまった第三者の記述, 2010/6/10 元データすら必死で隠蔽する「気候科学」って? クライメートゲート事件の全貌を描く好著, 2010/6/2 日本の左翼知識人のうろたえぶりだけが伝わってくる一冊。, 2010/5/17 文化大革命翼賛文書, 2…

Amazon救済 2009年分 2

モンゴル秘史:読みやすさなら岩波文庫よりこちら。, 2010/1/26 元朝秘史: 東洋文庫の訳とくらべると、文語が混じった古い訳となっている。, 2010/1/26 対立点がない談笑に終始して間延びし、訴求力がない。, 2009/11/20 『Mad Scientist Hall of Fame』: 架…

Amazon救済 2009年分 1

ゾンビ軍団と闘うには? おふざけ本だが中身はかなり包括的, 2009/9/29 ロボット軍団との戦い方マニュアル, 2009/9/29 有名建築家が屋外便所を設計したら、という冗談だが咀嚼不足, 2009/9/29 すでに論破されているのを知りつつこんな本を出すとは。, 2009/9…

アマゾン救済 2008年分 3

あまりエピソードがなく、また怪物の怪物たる所以についての洞察が皆無で残念。, 2008/12/29 アップルを創った怪物―もうひとりの創業者、ウォズニアック自伝作者: スティーブ・ウォズニアック,井口耕二出版社/メーカー: ダイヤモンド社発売日: 2008/11/29メ…

Amazon救済 2008年分 3

原著から第三部を完全改竄した不誠実な本。, 2008/11/26 え、プラナリアの実験もちがうの?!!, 2008/11/14 貧乏なつもりのお金持ちによるオリエンタリズム充満載のイタい旅行記。, 2008/11/10 「読む」という行為が脳に与える影響を描き、文明変革まで見通…

アマゾン救済: 2008年分 2

堅実な科学技術評価に基づく悲観的な人類の未来。だが翻訳は残念。, 2008/9/30 支離滅裂。, 2008/9/10 温暖化の経済学の権威による、バランスのとれた温暖化対策のすすめ。, 2008/8/9 科学者の自己陶酔した自伝がうざったく、タイムマシンもかなりの大風呂敷…

アマゾン救済 2008年分 1

ジェイコブズの晩節を汚す信じがたい駄本, 2008/6/27 非常識なのはこの本であって社会学ではないと思う。, 2008/6/25 マニアでなければ手を出す必要なし。, 2008/6/23 オルガスムスにとどまらないセックスのあれこれ, 2008/4/28 メーカー&利用者インタビュ…

アマゾン救済 2007年分

パーキンス『エコノミックヒットマン』: 根本的な発想からおかしいデタラメ本, 2007/12/21 ソープ『ディーラーをやっつけろ』: おもしろいが実行は困難(ルール変更も影響), 2007/11/27 みうら『アウトドア般若心経』: 現代の「写経」!, 2007/11/27 SONY G…

アマゾン救済 2006年分: 特性のない男など

1巻: 何事にも中途半端で無気力な主人公の導入。理屈っぽさが小説の展開を支援。, 2006/6/5 2巻: 各種の設定の展開部分で、この巻までは理屈っぽいのに楽しく読める。, 2006/6/5 3巻: 唐突に、双子の生き別れの妹 (!!) の存在が明らかになります。, 2006/6/5…

アマゾンレビュー救済: 2005年 2

アントニオーニ『ある女の……』: 昔はいいと思ったのに。 関『ニッポンのモノづくり学』: こんな企業があるのか! 日本産業の活力を見直す、元気の出る本。, 2005/9/29 『ピングー1』: 懐かしいが、なぜか音声が変わっている。 2005/10/28 三浦『下流社会』: …

Amazon救済 2005年分 1

川島『伊勢丹な人々』: 「それでどうなった?」が皆無!, 2005/6/16 バルト『現代社会の神話』: 今日的な意義のない、バルトの教条左翼ぶりを哀れむだけの本。, 2005/6/7 Levitt『Freakonomics』: 変わった事象を経済学的に分析する楽しい本, 2005/5/20 Darw…

Amazon救済 2004年分 3: イラク人質事件関連など

郡山他『人質』: まとも。少なくとも読んで新しい情報は得られます。, 2004/10/10 今井『ぼくがイラクへ……』: 「自己責任」より素直だが、しょせん高校生の「自伝」ですから……, 2004/9/27 バーン他『マキャベリ的知性』: 知性は権謀術策のために発達した?!…

Amazon救済 2004年分 2

森谷「政治と技術」: 根本的な事実認識からしてまちがっている無力な本。 2004/12/1 LG DVDレコーダ: 大きな不満はないが強いて言えばファン。 2004/11/28 ハンフリー『喪失と獲得』: なぜ自分は天才でも美男美女でもないのか、とお嘆きのあなたに!, 2004/1…

アマゾン救済: 2004年分

小松「公益とは」: 善意の滅私奉公&全体主義賞賛, 2004/8/8 マルケル「ラ・ジュテ」: 映画をそっくりそのまま写真集にした希有な例, 2004/7/31 スピヴァック「ある学問の死」: 比較文学なんてスピヴァックが思ってるはるか以前に死んでるのに。, 2004/6/20 …